文章
玲儿
2017年09月22日

ヒノキの仲間の育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりと水はけのよい場所を好みます。特に葉色が黄色の品種は日当たりがよいほうがきれいに発色します。
水やり
鉢植えや、庭植えでも植えつけてから2年未満の株は、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。庭植えで植えつけて2年以上たつ株は、特に水やりの必要はありません。
肥料
庭植えは、1月ごろ寒肥(元肥)として有機質肥料を株元の周辺に埋めておきます。鉢植えは、3月に化成肥料を株元に追肥します。

病気と害虫
病気:特にありません。
害虫:スギドクガ、ミノガ類
スギドクガは鮮やかな黄緑色の体に茶色と白色のまだら模様があり、一見刺されると痛そうに見えますが毒はなく、触れても痛くありません。4月から6月、7月から8月の年2回食害を受けます。樹冠内部の葉から食べるため外からはわかりにくいので、食害を受けやすい時期は、株元にふんが落ちていないか注意します。
ミノガ類は数種類のミノムシが発生します。種類により食害時期が多少異なります。春や7月から8月に幼虫が発生し、葉を食害します。秋には枝にミノをつくって越冬し、やがて成虫になります。雌は自分のミノの中に卵を産むので、抜け殻だと思ってミノを放置すると年々数がふえ被害が大きくなります。

用土(鉢植え)
水はけがよくなるよう心がけます。赤玉土(中粒)2、完熟腐葉または樹皮堆肥1の割合で混ぜたものか、市販の培養土でもかまいません。
植えつけ、 植え替え
コニファーはポットなどで生産されているものが多く、このような株は根を切らずに植えつけができるので、特に時期を選びません。根を切って行う移植や掘り上げてまもない根巻き株の植えつけは、庭植え、鉢植えともに11月から3月、または梅雨の期間が適期です。庭植え、鉢植えとも植え穴または鉢土の底に、有機質肥料か緩効性化成肥料を元肥として入れておきます。

ふやし方
さし木:2月から3月が適期です。昨年伸びた各枝の先端から長さ10cmほどの穂木を採取します。切り口をカッターナイフなどで斜めに切り整えて2時間程度水あげし、鉢に入れた清潔な用土にさします。さし木後は乾燥しないよう鉢ごと透明なビニール袋に入れて密閉し、直射日光を避けた明るい場所で管理します。
主な作業
剪定:ヒノキの葉は2年で茶色くなり落葉します。不用意に刈り込むと、作業後に残した葉が寿命を迎え落葉して葉がなくなり、枯れ込むおそれがあります。刈り込みや剪定は、発生してから1年以内の葉を残すように注意します。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりと水はけのよい場所を好みます。特に葉色が黄色の品種は日当たりがよいほうがきれいに発色します。
水やり
鉢植えや、庭植えでも植えつけてから2年未満の株は、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。庭植えで植えつけて2年以上たつ株は、特に水やりの必要はありません。
肥料
庭植えは、1月ごろ寒肥(元肥)として有機質肥料を株元の周辺に埋めておきます。鉢植えは、3月に化成肥料を株元に追肥します。

病気と害虫
病気:特にありません。
害虫:スギドクガ、ミノガ類
スギドクガは鮮やかな黄緑色の体に茶色と白色のまだら模様があり、一見刺されると痛そうに見えますが毒はなく、触れても痛くありません。4月から6月、7月から8月の年2回食害を受けます。樹冠内部の葉から食べるため外からはわかりにくいので、食害を受けやすい時期は、株元にふんが落ちていないか注意します。
ミノガ類は数種類のミノムシが発生します。種類により食害時期が多少異なります。春や7月から8月に幼虫が発生し、葉を食害します。秋には枝にミノをつくって越冬し、やがて成虫になります。雌は自分のミノの中に卵を産むので、抜け殻だと思ってミノを放置すると年々数がふえ被害が大きくなります。

用土(鉢植え)
水はけがよくなるよう心がけます。赤玉土(中粒)2、完熟腐葉または樹皮堆肥1の割合で混ぜたものか、市販の培養土でもかまいません。
植えつけ、 植え替え
コニファーはポットなどで生産されているものが多く、このような株は根を切らずに植えつけができるので、特に時期を選びません。根を切って行う移植や掘り上げてまもない根巻き株の植えつけは、庭植え、鉢植えともに11月から3月、または梅雨の期間が適期です。庭植え、鉢植えとも植え穴または鉢土の底に、有機質肥料か緩効性化成肥料を元肥として入れておきます。

ふやし方
さし木:2月から3月が適期です。昨年伸びた各枝の先端から長さ10cmほどの穂木を採取します。切り口をカッターナイフなどで斜めに切り整えて2時間程度水あげし、鉢に入れた清潔な用土にさします。さし木後は乾燥しないよう鉢ごと透明なビニール袋に入れて密閉し、直射日光を避けた明るい場所で管理します。
主な作業
剪定:ヒノキの葉は2年で茶色くなり落葉します。不用意に刈り込むと、作業後に残した葉が寿命を迎え落葉して葉がなくなり、枯れ込むおそれがあります。刈り込みや剪定は、発生してから1年以内の葉を残すように注意します。
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玲儿
2017年09月22日

ニオイヒバの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりと水はけがよい場所でよく育ちますが、夏に水切れを起こすと葉が部分的に傷み、樹勢が弱くなります。葉色が黄色の品種は日当たりが悪いと緑色が濃くなり、黄色の発色が悪くなります。
水やり
鉢植えや、庭植えでも植えつけてから2年未満の株は、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。庭植えで植えつけて2年以上たつ株は水やりの必要はありません。鉢植えでは水切れを起こすと葉が部分的に茶色になるので、特に夏場の水切れに注意します。

肥料
庭植えは2月に有機質肥料を、寒肥として株元の周辺に埋めておきます。鉢植えは3月に化成肥料を株元に追肥します。
病気と害虫
病気:特にありません。
害虫:ミノガ類
ミノムシが発生します。種類により食害時期が多少異なりますが、春や7月から8月に幼虫が発生して葉を食害し、秋には枝にミノをつくり越冬し、やがて成虫になります。雌は自分のミノの中に卵を産むので、抜け殻だと思ってミノを放置すると年々数が増え、被害が大きくなります。

用土(鉢植え)
水はけがよく有機物の多い土にします。赤玉土(中粒)2に、完熟腐葉土または樹皮堆肥を1の比率で混ぜたものなどを使います。市販の培養土でもかまいません。
植えつけ、 植え替え
ポットなどで生産されているものが多く、このような株は根を切らずに植えつけができるので、特に植えつけ時期を選びません。根を切って行う移植や掘り上げてまもない根巻き株の植えつけは11月から3月または梅雨の期間が最適期ですが、ニオイヒバはコニファーのなかでも移植に強いため、真夏を避け、植えつけ後の水やりに気をつければ問題はありません。庭植え、鉢植えとも、植え穴または鉢土の底に有機質肥料か緩効性化成肥料を元肥として入れておきます。狭円錐形の品種の場合、若い苗木は幹が柔らかいので、細い支柱などで添え木をして主幹がまっすぐ伸びるように心がけます。

ふやし方
さし木:園芸品種はさし木でふやします。2月から3月が適期です。昨年伸びた各枝の先端から10cmほどの穂木をとります。切り口をカッターナイフなどで斜めに切り整えて2時間程度水あげし、鉢に入れた清潔な用土にさします。さし木後は乾燥しないよう鉢ごと、透明なビニール袋に入れて密閉し、直射日光を避けた明るい場所で管理します。
タネまき:10月から11月に薄茶色に熟した1cm弱の球果からタネをとり、なるべく早く清潔な土にまきます。5mmほど覆土してたっぷり水を与えます。
主な作業
剪定:樹形を整えるための刈り込みはいつでも行えます。大きく育つまでは年に1~2回、3月と10月に刈り込んで樹形を整えておくと枝が粗くならずきれいに育ちます。
枯れ葉の除去:秋から冬にかけて樹冠内の古い葉が役目を終えて茶色く枯れてきます。そのままにするとなかなか自然には落葉せず、株が傷んだように見えます。軽くもむだけで落とすことができるので、目についた枯れ葉は随時取り除きます。大きな株ではほうきの先で高い場所から下へ順にたたいて落としてもよいでしょう。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりと水はけがよい場所でよく育ちますが、夏に水切れを起こすと葉が部分的に傷み、樹勢が弱くなります。葉色が黄色の品種は日当たりが悪いと緑色が濃くなり、黄色の発色が悪くなります。
水やり
鉢植えや、庭植えでも植えつけてから2年未満の株は、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。庭植えで植えつけて2年以上たつ株は水やりの必要はありません。鉢植えでは水切れを起こすと葉が部分的に茶色になるので、特に夏場の水切れに注意します。

肥料
庭植えは2月に有機質肥料を、寒肥として株元の周辺に埋めておきます。鉢植えは3月に化成肥料を株元に追肥します。
病気と害虫
病気:特にありません。
害虫:ミノガ類
ミノムシが発生します。種類により食害時期が多少異なりますが、春や7月から8月に幼虫が発生して葉を食害し、秋には枝にミノをつくり越冬し、やがて成虫になります。雌は自分のミノの中に卵を産むので、抜け殻だと思ってミノを放置すると年々数が増え、被害が大きくなります。

用土(鉢植え)
水はけがよく有機物の多い土にします。赤玉土(中粒)2に、完熟腐葉土または樹皮堆肥を1の比率で混ぜたものなどを使います。市販の培養土でもかまいません。
植えつけ、 植え替え
ポットなどで生産されているものが多く、このような株は根を切らずに植えつけができるので、特に植えつけ時期を選びません。根を切って行う移植や掘り上げてまもない根巻き株の植えつけは11月から3月または梅雨の期間が最適期ですが、ニオイヒバはコニファーのなかでも移植に強いため、真夏を避け、植えつけ後の水やりに気をつければ問題はありません。庭植え、鉢植えとも、植え穴または鉢土の底に有機質肥料か緩効性化成肥料を元肥として入れておきます。狭円錐形の品種の場合、若い苗木は幹が柔らかいので、細い支柱などで添え木をして主幹がまっすぐ伸びるように心がけます。

ふやし方
さし木:園芸品種はさし木でふやします。2月から3月が適期です。昨年伸びた各枝の先端から10cmほどの穂木をとります。切り口をカッターナイフなどで斜めに切り整えて2時間程度水あげし、鉢に入れた清潔な用土にさします。さし木後は乾燥しないよう鉢ごと、透明なビニール袋に入れて密閉し、直射日光を避けた明るい場所で管理します。
タネまき:10月から11月に薄茶色に熟した1cm弱の球果からタネをとり、なるべく早く清潔な土にまきます。5mmほど覆土してたっぷり水を与えます。
主な作業
剪定:樹形を整えるための刈り込みはいつでも行えます。大きく育つまでは年に1~2回、3月と10月に刈り込んで樹形を整えておくと枝が粗くならずきれいに育ちます。
枯れ葉の除去:秋から冬にかけて樹冠内の古い葉が役目を終えて茶色く枯れてきます。そのままにするとなかなか自然には落葉せず、株が傷んだように見えます。軽くもむだけで落とすことができるので、目についた枯れ葉は随時取り除きます。大きな株ではほうきの先で高い場所から下へ順にたたいて落としてもよいでしょう。
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玲儿
2017年09月22日

トウヒの仲間の育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
耐寒性が強く涼しい気候を好みます。暖地の平野部でも栽培可能ですが、夏に気温が高くなる地域では水はけをよくし、適湿な場所に植えつけます。大きく育つ品種は、生育後の大きさを考え、あらかじめ十分なスペースを確保して植えつけます。
水やり
鉢植えや、庭植えでも植えつけてから2年未満の株は、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。庭植えで植えつけてから2年以上たつ株は水やりの必要はありません。鉢植えでは、夏に土の表面が乾くようならたっぷり水を与えます。

肥料
庭植えは1月に有機質肥料を寒肥として株元の周辺に埋めておきます。鉢植えは3月に化成肥料を株元に追肥します。
病気と害虫
病気:特にありません。
害虫:ハマキムシ
ハマキムシは、口から吐く糸で針葉を束ねて巣をつくり、葉を食害するので、見つけしだい捕殺します。種類によっては枝や幹に食入することもあります。幼虫の多くは樹上で越冬するので、葉の密生する品種では枝に積もった古い葉を取り除いておきます。
用土(鉢植え)
水はけがよく有機物の多い土でよく生育します。赤玉土(中粒)2に、完熟腐葉土または樹皮堆肥1の比率で混ぜたものなどを使います。

植えつけ、 植え替え
庭植え、鉢植えともに適期は2月から4月中旬です。移植もこの時期に行えます。ポットで生産されている株は根を切らずに植えつけることができるので、特に植えつけ時期を選びません。庭植え、鉢植えともに、植え穴または鉢土の底に有機質肥料か緩効性化成肥料を元肥として入れておきます。庭植えの場合は植え穴を深めに耕し、土には堆肥または腐葉土を多めに混ぜて植えつけます。水はけがよくない場所では盛り土をして高植えにします。
ふやし方
タネまき:9月から10月ごろに熟した球果からタネを採取し、すぐにまきます。採取時期が遅くなり気温が低下した場合や、寒い地域では、採取したタネを乾燥しないようビニール袋に入れ密閉して冷蔵庫で保存し、翌年5月にまくようにします。ただし、タネまきでの繁殖は親と違う形質が現れることがあります。

つぎ木:2月から3月にふやしたい株から穂木を採取し、台木につぎます。台木はつぎ木を行う1か月前から暖かい場所で育て、休眠から目覚めさせておきます。つぎ木後すぐにつぎ木テープなどを巻いて、つぎ木部分が乾燥しないよう密着させます。なお、台木にはタネまきでできた株を利用することができます。
主な作業
剪定:樹液の流れが緩慢になる11月から3月に、樹形を乱す枝を切り戻すか間引くように剪定します。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
耐寒性が強く涼しい気候を好みます。暖地の平野部でも栽培可能ですが、夏に気温が高くなる地域では水はけをよくし、適湿な場所に植えつけます。大きく育つ品種は、生育後の大きさを考え、あらかじめ十分なスペースを確保して植えつけます。
水やり
鉢植えや、庭植えでも植えつけてから2年未満の株は、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。庭植えで植えつけてから2年以上たつ株は水やりの必要はありません。鉢植えでは、夏に土の表面が乾くようならたっぷり水を与えます。

肥料
庭植えは1月に有機質肥料を寒肥として株元の周辺に埋めておきます。鉢植えは3月に化成肥料を株元に追肥します。
病気と害虫
病気:特にありません。
害虫:ハマキムシ
ハマキムシは、口から吐く糸で針葉を束ねて巣をつくり、葉を食害するので、見つけしだい捕殺します。種類によっては枝や幹に食入することもあります。幼虫の多くは樹上で越冬するので、葉の密生する品種では枝に積もった古い葉を取り除いておきます。
用土(鉢植え)
水はけがよく有機物の多い土でよく生育します。赤玉土(中粒)2に、完熟腐葉土または樹皮堆肥1の比率で混ぜたものなどを使います。

植えつけ、 植え替え
庭植え、鉢植えともに適期は2月から4月中旬です。移植もこの時期に行えます。ポットで生産されている株は根を切らずに植えつけることができるので、特に植えつけ時期を選びません。庭植え、鉢植えともに、植え穴または鉢土の底に有機質肥料か緩効性化成肥料を元肥として入れておきます。庭植えの場合は植え穴を深めに耕し、土には堆肥または腐葉土を多めに混ぜて植えつけます。水はけがよくない場所では盛り土をして高植えにします。
ふやし方
タネまき:9月から10月ごろに熟した球果からタネを採取し、すぐにまきます。採取時期が遅くなり気温が低下した場合や、寒い地域では、採取したタネを乾燥しないようビニール袋に入れ密閉して冷蔵庫で保存し、翌年5月にまくようにします。ただし、タネまきでの繁殖は親と違う形質が現れることがあります。

つぎ木:2月から3月にふやしたい株から穂木を採取し、台木につぎます。台木はつぎ木を行う1か月前から暖かい場所で育て、休眠から目覚めさせておきます。つぎ木後すぐにつぎ木テープなどを巻いて、つぎ木部分が乾燥しないよう密着させます。なお、台木にはタネまきでできた株を利用することができます。
主な作業
剪定:樹液の流れが緩慢になる11月から3月に、樹形を乱す枝を切り戻すか間引くように剪定します。
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玲儿
2017年09月22日

スギ(杉)の育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
耐陰性もありますが日当たりのよいほうがよく生育します。土は肥沃で保水性の高い土を好みます。土の乾燥が続くと株が年々衰退していきますから、周囲の土に完熟腐葉土や堆肥をよく混ぜ、適湿になるよう心がけます。
水やり
鉢植えや、庭植えでも植えつけてから2年未満の株は、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。庭植えで植えつけてから2年以上たつ株は特に水やりの必要はありません。
肥料
庭植えは2月ごろに有機質肥料を寒肥として株元の周辺に埋めておけば、そのほかは必要ありません。鉢植えは3月に化成肥料を株元に追肥します。乾燥しやすい土には施肥と同時に腐葉土や堆肥をすき込みます。

病気と害虫
病気:赤枯病(あかがれびょう)
赤枯病は秋に低い位置の葉や若い枝の表面が茶色に変色し始め、一部に亀裂ができて枯れ始めます。病原菌は糸状菌の一種で、放置すると変色した葉や枝に黒っぽいすす状の分生子をつくり、翌年の梅雨前ごろから秋に飛散して発生が広がります。秋から冬の間に変色した枝葉を取り除きます。
害虫:スギドクガ、スギノハダニ
スギドクガは鮮やかな黄緑色の体に茶色と白色の模様があり、一見刺されると痛そうに見えますが毒があるわけではありません。4月から6月、7月から8月の年2回食害を受けます。樹冠内部の葉から食べるため外からはわかりにくいので、食害を受けやすい時期は株元にふんが落ちていないか注意します。
スギノハダニが発生すると、葉の緑色が白っぽくなり、やがて赤茶色になります。被害が見られる場所には赤い小さなハダニが発生し、吸汁を続けます。乾燥した環境を好むので、発生箇所とその周辺の枝に勢いよく散水して湿度を上げたり、水圧でハダニ自体を吹き飛ばすようにします。植えつけ場所の土に腐葉土や堆肥を混入し、保水性を高めて株の周囲の空中湿度を上げることも大切です。

用土(鉢植え)
有機物が多く保水性の高い土にします。赤玉土(中粒)1に、完熟腐葉土または樹皮堆肥を1の比率で混ぜたものなどを使います。
植えつけ、 植え替え
3月から4月と9月から10月が適期です。ポットで生産される園芸品種や、根づくりされた根巻き株など根を切らずに植えつけができるものは、特に時期を選びません。庭植え、鉢植えとも、土に完熟腐葉土または樹皮堆肥を多めに混ぜ、植え穴の底や鉢底に有機質肥料か緩効性化成肥料を元肥として入れておきます。
ふやし方
さし木:3月から4月と梅雨の時期が適期です。昨年伸びた各枝の先端から15cmほどの穂木をとります。切り口をカッターナイフなどで斜めに切り整えて2時間程度水あげし、鉢に入れた清潔な用土にさします。さし木後はたっぷり水を与え、乾燥しないよう直射日光を避けた明るい場所で管理します。
主な作業
剪定:生け垣などは萌芽前の3月なら強い刈り込みができます。また、新芽の伸びが止まる6月ごろは必要に応じて弱めの刈り込みができます。台杉仕立ての株は、8月から翌年3月の間に幹から発生している不要な新芽を元から取り、各幹の上部に残した枝は、刈り込まず、必要に応じバランスを見て下の枝から切り落とします。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
耐陰性もありますが日当たりのよいほうがよく生育します。土は肥沃で保水性の高い土を好みます。土の乾燥が続くと株が年々衰退していきますから、周囲の土に完熟腐葉土や堆肥をよく混ぜ、適湿になるよう心がけます。
水やり
鉢植えや、庭植えでも植えつけてから2年未満の株は、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。庭植えで植えつけてから2年以上たつ株は特に水やりの必要はありません。
肥料
庭植えは2月ごろに有機質肥料を寒肥として株元の周辺に埋めておけば、そのほかは必要ありません。鉢植えは3月に化成肥料を株元に追肥します。乾燥しやすい土には施肥と同時に腐葉土や堆肥をすき込みます。

病気と害虫
病気:赤枯病(あかがれびょう)
赤枯病は秋に低い位置の葉や若い枝の表面が茶色に変色し始め、一部に亀裂ができて枯れ始めます。病原菌は糸状菌の一種で、放置すると変色した葉や枝に黒っぽいすす状の分生子をつくり、翌年の梅雨前ごろから秋に飛散して発生が広がります。秋から冬の間に変色した枝葉を取り除きます。
害虫:スギドクガ、スギノハダニ
スギドクガは鮮やかな黄緑色の体に茶色と白色の模様があり、一見刺されると痛そうに見えますが毒があるわけではありません。4月から6月、7月から8月の年2回食害を受けます。樹冠内部の葉から食べるため外からはわかりにくいので、食害を受けやすい時期は株元にふんが落ちていないか注意します。
スギノハダニが発生すると、葉の緑色が白っぽくなり、やがて赤茶色になります。被害が見られる場所には赤い小さなハダニが発生し、吸汁を続けます。乾燥した環境を好むので、発生箇所とその周辺の枝に勢いよく散水して湿度を上げたり、水圧でハダニ自体を吹き飛ばすようにします。植えつけ場所の土に腐葉土や堆肥を混入し、保水性を高めて株の周囲の空中湿度を上げることも大切です。

用土(鉢植え)
有機物が多く保水性の高い土にします。赤玉土(中粒)1に、完熟腐葉土または樹皮堆肥を1の比率で混ぜたものなどを使います。
植えつけ、 植え替え
3月から4月と9月から10月が適期です。ポットで生産される園芸品種や、根づくりされた根巻き株など根を切らずに植えつけができるものは、特に時期を選びません。庭植え、鉢植えとも、土に完熟腐葉土または樹皮堆肥を多めに混ぜ、植え穴の底や鉢底に有機質肥料か緩効性化成肥料を元肥として入れておきます。
ふやし方
さし木:3月から4月と梅雨の時期が適期です。昨年伸びた各枝の先端から15cmほどの穂木をとります。切り口をカッターナイフなどで斜めに切り整えて2時間程度水あげし、鉢に入れた清潔な用土にさします。さし木後はたっぷり水を与え、乾燥しないよう直射日光を避けた明るい場所で管理します。
主な作業
剪定:生け垣などは萌芽前の3月なら強い刈り込みができます。また、新芽の伸びが止まる6月ごろは必要に応じて弱めの刈り込みができます。台杉仕立ての株は、8月から翌年3月の間に幹から発生している不要な新芽を元から取り、各幹の上部に残した枝は、刈り込まず、必要に応じバランスを見て下の枝から切り落とします。
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玲儿
2017年09月22日

イトスギの仲間の育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
水はけがよい場所を好み、日当たりのよい場所でよく育ちます。生育が旺盛で、庭植えでは早く大きくなりますが、根の張りが粗いため強風による倒伏がしばしば見られます。支柱で支持するか、あらかじめ強い風を避ける場所を選んで植えます。
水やり
鉢植えや、庭植えでも植えつけてから2年未満の株は、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。庭植えで植えつけて2年以上たつ株は水やりの必要はありません。鉢植えでは夏場の水切れに注意します。
肥料
庭植えは2月に有機質肥料を、寒肥として株元の周辺に埋めておきます。鉢植えは3月に化成肥料を株元に追肥します。

病気と害虫
病気:葉枯病
枝先や途中の葉、株元の葉が茶色く枯れてきます。枯れ方は病原菌の種類によって違いますが糸状菌(カビ)が原因です。土の中で越冬した菌が風や雨によって飛散して伝染することで発生します。葉が密生した株は風通しが悪く樹冠内部が乾きにくいため、梅雨時期にさらに範囲が拡大します。密植を避け剪定により樹冠内部の風通しをよくしておきます。また、堆積した古い落ち葉を取り除き、マルチングをして泥はねを防止すると発生を軽減することができます。
害虫:スギドクガ
鮮やかな黄緑色の体に茶色と白色の毛があり、一見刺されると痛そうに見えますが毒はなく、触れても痛くありません。4月から6月、7月から8月の年2回食害を受けます。樹冠内部の葉から食べるため外からはわかりにくいので、食害を受けやすい時期は株元にふんが落ちていないかを注意します。

用土(鉢植え)
水はけがよく有機物の多い土にします。赤玉土(中粒)2に、完熟腐葉土または樹皮堆肥1の比率で混ぜたものなどを使います。市販の培養土でもかまいません。
植えつけ、 植え替え
コニファーはポットなどで生産されているものが多く、このような株は根を切らずに植えつけができるので、特に植えつけ時期を選びません。根を切って行う移植や掘り上げてまもない根巻き株の植えつけは、庭植え、鉢植えともに11月から3月または梅雨の期間が適期です。庭植え、鉢植えとも、植え穴または鉢土の底に有機質肥料か緩効性化成肥料を元肥として入れておきます。
ふやし方
さし木:2月から3月が適期です。昨年伸びた各枝の先端から10cmほどの穂木を採取します。切り口をカッターナイフなどで斜めに切り整えて2時間程度水あげし、鉢に入れた清潔な用土にさします。さし木後は乾燥しないよう鉢ごと透明なビニール袋に入れて密閉し、直射日光を避けた明るい場所で管理します。

タネまき:10月から11月に茶色く熟した球果を採取します。これを直射日光が当たらない風通しのよい場所で乾燥させると、割れてタネを取り出すことができます。取り出したタネはなるべく早く清潔な土にまき、5mmほど覆土してたっぷり水を与えます。なお、球果は熟すのに2年ほどかかります。
主な作業
剪定:目標の大きさに育ったら刈り込むか枝を切り戻し、あわせて枝をすかす剪定を行い、大きくなりすぎないよう樹形を維持します。なお、刈り込むと切り口が茶色く変色しますが、春の芽吹き前、2月から3月に刈り込めば、新芽が伸び出てすぐに目立たなくなります。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
水はけがよい場所を好み、日当たりのよい場所でよく育ちます。生育が旺盛で、庭植えでは早く大きくなりますが、根の張りが粗いため強風による倒伏がしばしば見られます。支柱で支持するか、あらかじめ強い風を避ける場所を選んで植えます。
水やり
鉢植えや、庭植えでも植えつけてから2年未満の株は、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。庭植えで植えつけて2年以上たつ株は水やりの必要はありません。鉢植えでは夏場の水切れに注意します。
肥料
庭植えは2月に有機質肥料を、寒肥として株元の周辺に埋めておきます。鉢植えは3月に化成肥料を株元に追肥します。

病気と害虫
病気:葉枯病
枝先や途中の葉、株元の葉が茶色く枯れてきます。枯れ方は病原菌の種類によって違いますが糸状菌(カビ)が原因です。土の中で越冬した菌が風や雨によって飛散して伝染することで発生します。葉が密生した株は風通しが悪く樹冠内部が乾きにくいため、梅雨時期にさらに範囲が拡大します。密植を避け剪定により樹冠内部の風通しをよくしておきます。また、堆積した古い落ち葉を取り除き、マルチングをして泥はねを防止すると発生を軽減することができます。
害虫:スギドクガ
鮮やかな黄緑色の体に茶色と白色の毛があり、一見刺されると痛そうに見えますが毒はなく、触れても痛くありません。4月から6月、7月から8月の年2回食害を受けます。樹冠内部の葉から食べるため外からはわかりにくいので、食害を受けやすい時期は株元にふんが落ちていないかを注意します。

用土(鉢植え)
水はけがよく有機物の多い土にします。赤玉土(中粒)2に、完熟腐葉土または樹皮堆肥1の比率で混ぜたものなどを使います。市販の培養土でもかまいません。
植えつけ、 植え替え
コニファーはポットなどで生産されているものが多く、このような株は根を切らずに植えつけができるので、特に植えつけ時期を選びません。根を切って行う移植や掘り上げてまもない根巻き株の植えつけは、庭植え、鉢植えともに11月から3月または梅雨の期間が適期です。庭植え、鉢植えとも、植え穴または鉢土の底に有機質肥料か緩効性化成肥料を元肥として入れておきます。
ふやし方
さし木:2月から3月が適期です。昨年伸びた各枝の先端から10cmほどの穂木を採取します。切り口をカッターナイフなどで斜めに切り整えて2時間程度水あげし、鉢に入れた清潔な用土にさします。さし木後は乾燥しないよう鉢ごと透明なビニール袋に入れて密閉し、直射日光を避けた明るい場所で管理します。

タネまき:10月から11月に茶色く熟した球果を採取します。これを直射日光が当たらない風通しのよい場所で乾燥させると、割れてタネを取り出すことができます。取り出したタネはなるべく早く清潔な土にまき、5mmほど覆土してたっぷり水を与えます。なお、球果は熟すのに2年ほどかかります。
主な作業
剪定:目標の大きさに育ったら刈り込むか枝を切り戻し、あわせて枝をすかす剪定を行い、大きくなりすぎないよう樹形を維持します。なお、刈り込むと切り口が茶色く変色しますが、春の芽吹き前、2月から3月に刈り込めば、新芽が伸び出てすぐに目立たなくなります。
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文章
玲儿
2017年09月21日

フェスツカ・グラウカの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
寒冷地の開けた荒れ地に自生するものが多く、日当たりがよく水はけのよい砂礫地が適しています。高温多湿の蒸れに弱いので、ロックガーデンのような水はけのよい場所か、軽石などを主体とした場所で育てます。暖地では、大株になるほど株の中心部が腐りやすくなるので、株分けや刈り込みで蒸れないようにしておきます。
水やり
乾燥に強く、庭植えではほとんど水やりの必要はありません。
鉢植えでは多湿に注意し、用土が乾いたらたっぷりと水を与えます。
肥料
鉢植えでは、気温の下がる秋と早春に、緩効性化成肥料か液体肥料を施すと、生育もよく、美しい新葉が観賞できます。気温の上がる5月以降は、肥料分が残らないようにしておきます。

病気と害虫
病気:高温多湿の蒸れに注意すれば、ほとんど見られません。
害虫:ほとんど見られません。
用土(鉢植え)
山野草用培養土を使います。軽石、山砂、鹿沼土など水はけのよいものであれば、土質はそれほど選びません。堆肥の入ったものやピートモスの多い用土は不向きです。
植えつけ、 植え替え
植えつけ:春か秋に、ポット苗か株分けしたものを植えつけます。ポット苗は根鉢をくずし、根をよく広げて植えます。
植え替え:石組みの間や、ロックガーデン、砂利道のわきなどでは、数年間植えっぱなしで育てられます。大株で混み合ってくると蒸れやすくなるので、様子を見て、早春か秋に株分けをして植え直しをします。
鉢植えは根詰まりしやすく、株が老化して生育が悪くなるので、1~2年ごとに早春か秋に株分けして植え直します。
ふやし方
株分け:主に株分けでふやします。気温の低い時期が適し、秋は10月以降11月まで、春は3月から4月に行います。株分けの際、根の少ないものや芽だけになったものは、ポットなどで育て、根が十分に伸びてから植えつけます。
タネまき:タネから育てることもできますが、個体差が出るので、品種名のはっきりしたものや、葉色の美しい株をふやすには株分けが確実です。
主な作業
刈り込み:夏越しがポイントなので、株が蒸れないよう、入梅のころに半分くらいに刈り込んでおきます。冬も古くなった葉から順に枯れてくるので、早春の3月上旬から中旬に、地際5cmくらいのところまで刈り込むと、その後に伸びてくる新葉の見栄えがよくなります。
花がら切り:花がらも早めに切り取ります。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
寒冷地の開けた荒れ地に自生するものが多く、日当たりがよく水はけのよい砂礫地が適しています。高温多湿の蒸れに弱いので、ロックガーデンのような水はけのよい場所か、軽石などを主体とした場所で育てます。暖地では、大株になるほど株の中心部が腐りやすくなるので、株分けや刈り込みで蒸れないようにしておきます。
水やり
乾燥に強く、庭植えではほとんど水やりの必要はありません。
鉢植えでは多湿に注意し、用土が乾いたらたっぷりと水を与えます。
肥料
鉢植えでは、気温の下がる秋と早春に、緩効性化成肥料か液体肥料を施すと、生育もよく、美しい新葉が観賞できます。気温の上がる5月以降は、肥料分が残らないようにしておきます。

病気と害虫
病気:高温多湿の蒸れに注意すれば、ほとんど見られません。
害虫:ほとんど見られません。
用土(鉢植え)
山野草用培養土を使います。軽石、山砂、鹿沼土など水はけのよいものであれば、土質はそれほど選びません。堆肥の入ったものやピートモスの多い用土は不向きです。
植えつけ、 植え替え
植えつけ:春か秋に、ポット苗か株分けしたものを植えつけます。ポット苗は根鉢をくずし、根をよく広げて植えます。
植え替え:石組みの間や、ロックガーデン、砂利道のわきなどでは、数年間植えっぱなしで育てられます。大株で混み合ってくると蒸れやすくなるので、様子を見て、早春か秋に株分けをして植え直しをします。
鉢植えは根詰まりしやすく、株が老化して生育が悪くなるので、1~2年ごとに早春か秋に株分けして植え直します。
ふやし方
株分け:主に株分けでふやします。気温の低い時期が適し、秋は10月以降11月まで、春は3月から4月に行います。株分けの際、根の少ないものや芽だけになったものは、ポットなどで育て、根が十分に伸びてから植えつけます。
タネまき:タネから育てることもできますが、個体差が出るので、品種名のはっきりしたものや、葉色の美しい株をふやすには株分けが確実です。
主な作業
刈り込み:夏越しがポイントなので、株が蒸れないよう、入梅のころに半分くらいに刈り込んでおきます。冬も古くなった葉から順に枯れてくるので、早春の3月上旬から中旬に、地際5cmくらいのところまで刈り込むと、その後に伸びてくる新葉の見栄えがよくなります。
花がら切り:花がらも早めに切り取ります。
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玲儿
2017年09月21日

ニューサイランの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりと水はけのよい場所で育てます。日陰にも適応しますが、日なたで育てると葉が堅くまっすぐに伸びます。夏の乾燥と冬の寒風が苦手です。暖地では戸外で冬越ししますが、品種により弱いものがあるので、マルチングをして防寒したり、鉢上げして室内に取り込んだりします。特に、葉色がカラフルな品種は耐寒性が弱いので、注意します。
水やり
鉢植え、庭植えともに、土が乾いたらたっぷりと水やりをします。用土の過湿は根腐れを招きます。一方、大株の鉢植えの場合は水切れしやすいので、注意します。
肥料
植えつけの際に、元肥として緩効性化成肥料を植えつけ場所の土や用土に混ぜておきます。追肥は、鉢植えのみ、生育期間中、発酵油かすなどの緩効性肥料を定期的に置き肥します。

病気と害虫
特に問題となる病害虫はありません。
用土(鉢植え)
水はけがよく、通気性のある土が適しています。市販の草花用培養土を用いるか、赤玉土6、腐葉土3、軽石1の配合土を用いるとよいでしょう。

植えつけ、 植え替え
成長が始まる3月中旬から4月上旬が適期です。株分けする場合も同時に行います。根をひどく傷つけると枯れ込みやすいので、ポット苗を入手したときは根鉢をくずさずに植えつけます。深植えしないように、株元をやや高く植えると水はけがよくなります。鉢植えの場合は根がよく回るので、1~2年で植え替えるとよいでしょう。

ふやし方
株分け:根がよく張っていると株が分けにくいので、スコップなどで株を半分に割るとよいでしょう。3月中旬から4月上旬が適期です。
主な作業
古くなって見苦しくなった葉や傷んだ葉は、株元から切り取ります。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりと水はけのよい場所で育てます。日陰にも適応しますが、日なたで育てると葉が堅くまっすぐに伸びます。夏の乾燥と冬の寒風が苦手です。暖地では戸外で冬越ししますが、品種により弱いものがあるので、マルチングをして防寒したり、鉢上げして室内に取り込んだりします。特に、葉色がカラフルな品種は耐寒性が弱いので、注意します。
水やり
鉢植え、庭植えともに、土が乾いたらたっぷりと水やりをします。用土の過湿は根腐れを招きます。一方、大株の鉢植えの場合は水切れしやすいので、注意します。
肥料
植えつけの際に、元肥として緩効性化成肥料を植えつけ場所の土や用土に混ぜておきます。追肥は、鉢植えのみ、生育期間中、発酵油かすなどの緩効性肥料を定期的に置き肥します。

病気と害虫
特に問題となる病害虫はありません。
用土(鉢植え)
水はけがよく、通気性のある土が適しています。市販の草花用培養土を用いるか、赤玉土6、腐葉土3、軽石1の配合土を用いるとよいでしょう。

植えつけ、 植え替え
成長が始まる3月中旬から4月上旬が適期です。株分けする場合も同時に行います。根をひどく傷つけると枯れ込みやすいので、ポット苗を入手したときは根鉢をくずさずに植えつけます。深植えしないように、株元をやや高く植えると水はけがよくなります。鉢植えの場合は根がよく回るので、1~2年で植え替えるとよいでしょう。

ふやし方
株分け:根がよく張っていると株が分けにくいので、スコップなどで株を半分に割るとよいでしょう。3月中旬から4月上旬が適期です。
主な作業
古くなって見苦しくなった葉や傷んだ葉は、株元から切り取ります。
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玲儿
2017年09月21日

ワスレナグサの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
風通しのよい日なたで、水はけと水もちのよい場所で育てます。水辺を好みますが、花壇で水はけが悪いと腐りやすくなります。また、根が比較的浅く張るので、植えつけが秋遅くなった場合は、霜柱で持ち上げられないよう、べたがけ用の不織布などで霜よけを施します。日当たりを好みますが、花つき苗を植えつける場合は、半日陰となる場所でも開花します。
水やり
水切れを嫌うので、鉢土の表面が乾いてきたらたっぷりと水やりします。冬や庭植えの場合も、よく乾くときはたっぷり水やりしてください。
肥料
元肥として緩効性化成肥料を土壌に混ぜておきます。その後は生育中にリン酸分とカリ分が多めの液体肥料を施します。肥料が多すぎると花つきが悪くなるので、生育具合を見ながら施しましょう。

病気と害虫
害虫:アブラムシ
春、風通しが悪いときなどに、アブラムシが発生することがあります。風通しをよくし、アブラムシを見つけたら速やかに駆除します。
病気:灰色かび病
湿度が高く、葉についた水がなかなか乾かないときに、灰色かび病が発生することがあります。風通しをよくして、傷んだ葉や花はこまめに摘み取って予防に努めます。
用土(鉢植え)
水はけと水もち、通気性のよい土が適しています。市販の草花用培養土を利用するか、赤玉土6、腐葉土4の配合土を用いるとよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
タネから育てる場合は、秋に直まきするか、ポット苗で冬越しさせて春に植えつけます。秋にポット苗を入手した場合は早めに植えつけます。株は横に広がるので、20~30cm間隔で植えつけます。

ふやし方
タネをまいてふやします。9月下旬から10月下旬(寒冷地では春)にタネをまきます。タネはやや発芽しにくいので、半日ほど水につけておきます。暗発芽種子なので、2~3cmほど覆土をします。本葉が3枚程度になったら、早めに根を切らないよう移植して育てます。こぼれダネでもふえます。
主な作業
花がら摘み:タネがつきやすいので、花が終わったら花茎のつけ根から切り取ります。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
風通しのよい日なたで、水はけと水もちのよい場所で育てます。水辺を好みますが、花壇で水はけが悪いと腐りやすくなります。また、根が比較的浅く張るので、植えつけが秋遅くなった場合は、霜柱で持ち上げられないよう、べたがけ用の不織布などで霜よけを施します。日当たりを好みますが、花つき苗を植えつける場合は、半日陰となる場所でも開花します。
水やり
水切れを嫌うので、鉢土の表面が乾いてきたらたっぷりと水やりします。冬や庭植えの場合も、よく乾くときはたっぷり水やりしてください。
肥料
元肥として緩効性化成肥料を土壌に混ぜておきます。その後は生育中にリン酸分とカリ分が多めの液体肥料を施します。肥料が多すぎると花つきが悪くなるので、生育具合を見ながら施しましょう。

病気と害虫
害虫:アブラムシ
春、風通しが悪いときなどに、アブラムシが発生することがあります。風通しをよくし、アブラムシを見つけたら速やかに駆除します。
病気:灰色かび病
湿度が高く、葉についた水がなかなか乾かないときに、灰色かび病が発生することがあります。風通しをよくして、傷んだ葉や花はこまめに摘み取って予防に努めます。
用土(鉢植え)
水はけと水もち、通気性のよい土が適しています。市販の草花用培養土を利用するか、赤玉土6、腐葉土4の配合土を用いるとよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
タネから育てる場合は、秋に直まきするか、ポット苗で冬越しさせて春に植えつけます。秋にポット苗を入手した場合は早めに植えつけます。株は横に広がるので、20~30cm間隔で植えつけます。

ふやし方
タネをまいてふやします。9月下旬から10月下旬(寒冷地では春)にタネをまきます。タネはやや発芽しにくいので、半日ほど水につけておきます。暗発芽種子なので、2~3cmほど覆土をします。本葉が3枚程度になったら、早めに根を切らないよう移植して育てます。こぼれダネでもふえます。
主な作業
花がら摘み:タネがつきやすいので、花が終わったら花茎のつけ根から切り取ります。
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玲儿
2017年09月21日

ローマンカモミールの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりと水はけのよい場所を好みます。日本の夏の暑さには弱いので、鉢植えは、夏の間は日陰になる場所、特に午後の日ざしを避けることができる場所で管理します。また、鉢を棚の上などに置いたりハンギングバスケットに仕立てたりすることで、風通しがよく地表面より温度を低く保つことができるので、夏越ししやすくなります。
水やり
基本的には、年間を通じて乾かし気味に管理します。
庭植えは、高温乾燥期にはハダニ防除のため、早朝に葉水を与えます。葉についた水や湿った地表面も太陽が高く昇るまでには乾くので、蒸れることはありません。
鉢植えは、鉢土の表面が乾いてから、庭植え同様に葉水を与えます。ポットフィートで鉢底を持ち上げておくなどして、根腐れに注意します。
肥料
庭植えも鉢植えも、植えつけ時に緩効性化成肥料を元肥として施します。花の収穫や刈り込みのあとには、水やり代わりに薄めの液体肥料を水やり代わりに追肥します。

病気と害虫
病気:特にありません。
害虫:アブラムシ、ハダニ
アブラムシがつくことがあります。高温乾燥期にはハダニが発生しやすくなります。
用土(鉢植え)
やや砂混じりの水はけのよい土でよく育ちます(例えば、市販の野菜用培養土に川砂を1割ほど加えたものや、赤玉土小粒と腐葉土と川砂を5:4:1の割合でブレンドしたもの)。
植えつけ、 植え替え
植えつけ:大きく育ったときに風通しが悪くならないよう、苗を植える場合は株間を広めに20~30cmほどとります。直まきの場合も間引いて、混みすぎないようにします。香りの芝生は15~20cm間隔で植えつけます。夏期の蒸れは刈り込むことで防ぎます。
植え替え:タネまきの翌年以降、鉢植えは根が回りやすくなるので、半年~1年を目安に株分けも兼ねて植え替えします。

ふやし方
タネまき:原種は春と秋にタネをまくことができます。タネも発芽したばかりの苗も小さくて、強い雨や風に流されたり倒れたりしやすいので、鉢や苗床に箱まきするとよいでしょう。ダブルフラワーカモミールとノンフラワーカモミールはタネができないので、さし芽や株分けでふやします。
さし芽:3月から4月上旬、10月に可能。タネまきからでは開花が翌年になってしまうので、早く開花させたい場合はさし芽や株分けでふやすのがおすすめです。立ち上がる花茎ではなく、横に伸びる茎を切ってさします。
株分け:3月から4月上旬、9月中旬から10月に可能。4~5年を目安に、密生して老化した株をさし芽や株分けで更新します。横に伸びた茎が地面についたところから発根しているので、元気のよい新しく育った地上部を根ごと掘り上げて、古い株から切り離します。根がついているので、さし芽より確実です。
主な作業
刈り込み:開花後、収穫を終えたら、暑くなる前に草丈を10cmほどに刈り込んでおくと、夏の蒸れを防ぐことができます。切り戻した茎や葉にもよい香りがあるので、入浴剤やポプリとして使えます。
収穫:晴れた日の午前中に、咲いたばかりの花を1輪ずつ摘み取ります。乾燥した花は、酸化や酵素によって次第に変色して香りも弱くなるので、保存は1年をめどにします。
香りの芝生:カーペット状のカモミールの間に生えた草を抜くのは大変なので、苗を植えつける前に、きちんと草を抜いておくことが大事です。密に茂るのを促すために、刈り込みを繰り返します。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりと水はけのよい場所を好みます。日本の夏の暑さには弱いので、鉢植えは、夏の間は日陰になる場所、特に午後の日ざしを避けることができる場所で管理します。また、鉢を棚の上などに置いたりハンギングバスケットに仕立てたりすることで、風通しがよく地表面より温度を低く保つことができるので、夏越ししやすくなります。
水やり
基本的には、年間を通じて乾かし気味に管理します。
庭植えは、高温乾燥期にはハダニ防除のため、早朝に葉水を与えます。葉についた水や湿った地表面も太陽が高く昇るまでには乾くので、蒸れることはありません。
鉢植えは、鉢土の表面が乾いてから、庭植え同様に葉水を与えます。ポットフィートで鉢底を持ち上げておくなどして、根腐れに注意します。
肥料
庭植えも鉢植えも、植えつけ時に緩効性化成肥料を元肥として施します。花の収穫や刈り込みのあとには、水やり代わりに薄めの液体肥料を水やり代わりに追肥します。

病気と害虫
病気:特にありません。
害虫:アブラムシ、ハダニ
アブラムシがつくことがあります。高温乾燥期にはハダニが発生しやすくなります。
用土(鉢植え)
やや砂混じりの水はけのよい土でよく育ちます(例えば、市販の野菜用培養土に川砂を1割ほど加えたものや、赤玉土小粒と腐葉土と川砂を5:4:1の割合でブレンドしたもの)。
植えつけ、 植え替え
植えつけ:大きく育ったときに風通しが悪くならないよう、苗を植える場合は株間を広めに20~30cmほどとります。直まきの場合も間引いて、混みすぎないようにします。香りの芝生は15~20cm間隔で植えつけます。夏期の蒸れは刈り込むことで防ぎます。
植え替え:タネまきの翌年以降、鉢植えは根が回りやすくなるので、半年~1年を目安に株分けも兼ねて植え替えします。

ふやし方
タネまき:原種は春と秋にタネをまくことができます。タネも発芽したばかりの苗も小さくて、強い雨や風に流されたり倒れたりしやすいので、鉢や苗床に箱まきするとよいでしょう。ダブルフラワーカモミールとノンフラワーカモミールはタネができないので、さし芽や株分けでふやします。
さし芽:3月から4月上旬、10月に可能。タネまきからでは開花が翌年になってしまうので、早く開花させたい場合はさし芽や株分けでふやすのがおすすめです。立ち上がる花茎ではなく、横に伸びる茎を切ってさします。
株分け:3月から4月上旬、9月中旬から10月に可能。4~5年を目安に、密生して老化した株をさし芽や株分けで更新します。横に伸びた茎が地面についたところから発根しているので、元気のよい新しく育った地上部を根ごと掘り上げて、古い株から切り離します。根がついているので、さし芽より確実です。
主な作業
刈り込み:開花後、収穫を終えたら、暑くなる前に草丈を10cmほどに刈り込んでおくと、夏の蒸れを防ぐことができます。切り戻した茎や葉にもよい香りがあるので、入浴剤やポプリとして使えます。
収穫:晴れた日の午前中に、咲いたばかりの花を1輪ずつ摘み取ります。乾燥した花は、酸化や酵素によって次第に変色して香りも弱くなるので、保存は1年をめどにします。
香りの芝生:カーペット状のカモミールの間に生えた草を抜くのは大変なので、苗を植えつける前に、きちんと草を抜いておくことが大事です。密に茂るのを促すために、刈り込みを繰り返します。
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玲儿
2017年09月21日

ローマンカモミールの育て方・栽培方法
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりと水はけのよい場所を好みます。日本の夏の暑さには弱いので、鉢植えは、夏の間は日陰になる場所、特に午後の日ざしを避けることができる場所で管理します。また、鉢を棚の上などに置いたりハンギングバスケットに仕立てたりすることで、風通しがよく地表面より温度を低く保つことができるので、夏越ししやすくなります。
水やり
基本的には、年間を通じて乾かし気味に管理します。
庭植えは、高温乾燥期にはハダニ防除のため、早朝に葉水を与えます。葉についた水や湿った地表面も太陽が高く昇るまでには乾くので、蒸れることはありません。
鉢植えは、鉢土の表面が乾いてから、庭植え同様に葉水を与えます。ポットフィートで鉢底を持ち上げておくなどして、根腐れに注意します。
肥料
庭植えも鉢植えも、植えつけ時に緩効性化成肥料を元肥として施します。花の収穫や刈り込みのあとには、水やり代わりに薄めの液体肥料を水やり代わりに追肥します。

病気と害虫
病気:特にありません。
害虫:アブラムシ、ハダニ
アブラムシがつくことがあります。高温乾燥期にはハダニが発生しやすくなります。
用土(鉢植え)
やや砂混じりの水はけのよい土でよく育ちます(例えば、市販の野菜用培養土に川砂を1割ほど加えたものや、赤玉土小粒と腐葉土と川砂を5:4:1の割合でブレンドしたもの)。
植えつけ、 植え替え
植えつけ:大きく育ったときに風通しが悪くならないよう、苗を植える場合は株間を広めに20~30cmほどとります。直まきの場合も間引いて、混みすぎないようにします。香りの芝生は15~20cm間隔で植えつけます。夏期の蒸れは刈り込むことで防ぎます。
植え替え:タネまきの翌年以降、鉢植えは根が回りやすくなるので、半年~1年を目安に株分けも兼ねて植え替えします。

ふやし方
タネまき:原種は春と秋にタネをまくことができます。タネも発芽したばかりの苗も小さくて、強い雨や風に流されたり倒れたりしやすいので、鉢や苗床に箱まきするとよいでしょう。ダブルフラワーカモミールとノンフラワーカモミールはタネができないので、さし芽や株分けでふやします。
さし芽:3月から4月上旬、10月に可能。タネまきからでは開花が翌年になってしまうので、早く開花させたい場合はさし芽や株分けでふやすのがおすすめです。立ち上がる花茎ではなく、横に伸びる茎を切ってさします。
株分け:3月から4月上旬、9月中旬から10月に可能。4~5年を目安に、密生して老化した株をさし芽や株分けで更新します。横に伸びた茎が地面についたところから発根しているので、元気のよい新しく育った地上部を根ごと掘り上げて、古い株から切り離します。根がついているので、さし芽より確実です。
主な作業
刈り込み:開花後、収穫を終えたら、暑くなる前に草丈を10cmほどに刈り込んでおくと、夏の蒸れを防ぐことができます。切り戻した茎や葉にもよい香りがあるので、入浴剤やポプリとして使えます。
収穫:晴れた日の午前中に、咲いたばかりの花を1輪ずつ摘み取ります。乾燥した花は、酸化や酵素によって次第に変色して香りも弱くなるので、保存は1年をめどにします。
香りの芝生:カーペット状のカモミールの間に生えた草を抜くのは大変なので、苗を植えつける前に、きちんと草を抜いておくことが大事です。密に茂るのを促すために、刈り込みを繰り返します。
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりと水はけのよい場所を好みます。日本の夏の暑さには弱いので、鉢植えは、夏の間は日陰になる場所、特に午後の日ざしを避けることができる場所で管理します。また、鉢を棚の上などに置いたりハンギングバスケットに仕立てたりすることで、風通しがよく地表面より温度を低く保つことができるので、夏越ししやすくなります。
水やり
基本的には、年間を通じて乾かし気味に管理します。
庭植えは、高温乾燥期にはハダニ防除のため、早朝に葉水を与えます。葉についた水や湿った地表面も太陽が高く昇るまでには乾くので、蒸れることはありません。
鉢植えは、鉢土の表面が乾いてから、庭植え同様に葉水を与えます。ポットフィートで鉢底を持ち上げておくなどして、根腐れに注意します。
肥料
庭植えも鉢植えも、植えつけ時に緩効性化成肥料を元肥として施します。花の収穫や刈り込みのあとには、水やり代わりに薄めの液体肥料を水やり代わりに追肥します。

病気と害虫
病気:特にありません。
害虫:アブラムシ、ハダニ
アブラムシがつくことがあります。高温乾燥期にはハダニが発生しやすくなります。
用土(鉢植え)
やや砂混じりの水はけのよい土でよく育ちます(例えば、市販の野菜用培養土に川砂を1割ほど加えたものや、赤玉土小粒と腐葉土と川砂を5:4:1の割合でブレンドしたもの)。
植えつけ、 植え替え
植えつけ:大きく育ったときに風通しが悪くならないよう、苗を植える場合は株間を広めに20~30cmほどとります。直まきの場合も間引いて、混みすぎないようにします。香りの芝生は15~20cm間隔で植えつけます。夏期の蒸れは刈り込むことで防ぎます。
植え替え:タネまきの翌年以降、鉢植えは根が回りやすくなるので、半年~1年を目安に株分けも兼ねて植え替えします。

ふやし方
タネまき:原種は春と秋にタネをまくことができます。タネも発芽したばかりの苗も小さくて、強い雨や風に流されたり倒れたりしやすいので、鉢や苗床に箱まきするとよいでしょう。ダブルフラワーカモミールとノンフラワーカモミールはタネができないので、さし芽や株分けでふやします。
さし芽:3月から4月上旬、10月に可能。タネまきからでは開花が翌年になってしまうので、早く開花させたい場合はさし芽や株分けでふやすのがおすすめです。立ち上がる花茎ではなく、横に伸びる茎を切ってさします。
株分け:3月から4月上旬、9月中旬から10月に可能。4~5年を目安に、密生して老化した株をさし芽や株分けで更新します。横に伸びた茎が地面についたところから発根しているので、元気のよい新しく育った地上部を根ごと掘り上げて、古い株から切り離します。根がついているので、さし芽より確実です。
主な作業
刈り込み:開花後、収穫を終えたら、暑くなる前に草丈を10cmほどに刈り込んでおくと、夏の蒸れを防ぐことができます。切り戻した茎や葉にもよい香りがあるので、入浴剤やポプリとして使えます。
収穫:晴れた日の午前中に、咲いたばかりの花を1輪ずつ摘み取ります。乾燥した花は、酸化や酵素によって次第に変色して香りも弱くなるので、保存は1年をめどにします。
香りの芝生:カーペット状のカモミールの間に生えた草を抜くのは大変なので、苗を植えつける前に、きちんと草を抜いておくことが大事です。密に茂るのを促すために、刈り込みを繰り返します。
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