文章
玲儿
2017年07月02日

イカリソウの基本情報
学名:Epimedium grandiflorum var. thunbergianum
和名:イカリソウ(錨草、碇草) その他の名前:淫羊霍(いんようかく)、三枝九葉草(さんしくようそう)
科名 / 属名:メギ科 / イカリソウ属
特徴
イカリソウとその仲間には、特異な形の花だけでなく、葉にも独自の美しさがあります。主に平地から亜高山帯の落葉広葉樹の森林で見られますが、種類によっては草深い草原や石垣に生えることもあります。日本産種は観賞価値の高い種が多いうえ、それぞれに変わりものや自然雑種が多いことから、さまざまな個体が選別され、栽培されています。近年は交配育種も盛んです。

イカリソウは高さ30~50cm、細い茎が株立ちになります。花はふつう赤紫色です。長い距(きょ:細く突き出した部分)が突き出した花は、細い花茎の先に短い穂になって咲き、下に垂れます。花茎は葉群の上に出るものと、下になるものがあり、個体差や地域差が見られます。
葉はカサカサとした紙質で裏面に毛があります。別名で「三枝九葉草」というとおり、葉は3つに枝分かれした先に3枚ずつつけます。
イカリソウの種類(原種、品種)
主な原種、園芸品種、仲間
‘夕映’(ゆうばえ)
Epimedium grandiflorumvar. thunbergianum ‘Yubae’
よく知られている濃色花。花は葉の上に咲き、姿もよい名品。
‘多摩の源平’(たまのげんぺい)
Epimedium grandiflorumvar. thunbergianum ‘Tamano Genpe’
萼は赤紫、花弁は白く、紅白の2色咲きになる園芸品種。
キバナイカリソウ(ソハヤキイカリソウ)
Epimedium koreanum
花色はクリームホワイトから薄黄色。イカリソウより大型になるもの、根茎が長く伸びるものもある。

クモイイカリソウ
Epimedium koreanum var. coelestre
高さ10〜30cmほどで小型、鋸歯が目立たない。日本産イカリソウのなかでは、高山植物としての手入れが必要な種類。
トキワイカリソウ
Epimedium sempervirens
高さ30〜50cm、姿はイカリソウに似ているが、常緑性。花はふつう白色。根茎が長く伸びるものがある。
バイカイカリソウ
Epimedium diphyllum
高さ20〜30cm、花は白く直径1cm強で距(きょ)がない。約1か月にわたって次々と新芽を出し、開花期間が長い。
ヒメイカリソウ
Epimedium trifoliatobinatum
四国の一部に見られる稀産種。イカリソウよりやや小型で高さ30〜40cm、直径3cm弱の白い花を咲かせる。

シオミイカリソウ
Epimedium trifoliatobinatum subsp. maritimum
ヒメイカリソウの海岸型で、葉が革質で常緑性。

学名:Epimedium grandiflorum var. thunbergianum
和名:イカリソウ(錨草、碇草) その他の名前:淫羊霍(いんようかく)、三枝九葉草(さんしくようそう)
科名 / 属名:メギ科 / イカリソウ属
特徴
イカリソウとその仲間には、特異な形の花だけでなく、葉にも独自の美しさがあります。主に平地から亜高山帯の落葉広葉樹の森林で見られますが、種類によっては草深い草原や石垣に生えることもあります。日本産種は観賞価値の高い種が多いうえ、それぞれに変わりものや自然雑種が多いことから、さまざまな個体が選別され、栽培されています。近年は交配育種も盛んです。

イカリソウは高さ30~50cm、細い茎が株立ちになります。花はふつう赤紫色です。長い距(きょ:細く突き出した部分)が突き出した花は、細い花茎の先に短い穂になって咲き、下に垂れます。花茎は葉群の上に出るものと、下になるものがあり、個体差や地域差が見られます。
葉はカサカサとした紙質で裏面に毛があります。別名で「三枝九葉草」というとおり、葉は3つに枝分かれした先に3枚ずつつけます。
イカリソウの種類(原種、品種)
主な原種、園芸品種、仲間
‘夕映’(ゆうばえ)
Epimedium grandiflorumvar. thunbergianum ‘Yubae’
よく知られている濃色花。花は葉の上に咲き、姿もよい名品。
‘多摩の源平’(たまのげんぺい)
Epimedium grandiflorumvar. thunbergianum ‘Tamano Genpe’
萼は赤紫、花弁は白く、紅白の2色咲きになる園芸品種。
キバナイカリソウ(ソハヤキイカリソウ)
Epimedium koreanum
花色はクリームホワイトから薄黄色。イカリソウより大型になるもの、根茎が長く伸びるものもある。

クモイイカリソウ
Epimedium koreanum var. coelestre
高さ10〜30cmほどで小型、鋸歯が目立たない。日本産イカリソウのなかでは、高山植物としての手入れが必要な種類。
トキワイカリソウ
Epimedium sempervirens
高さ30〜50cm、姿はイカリソウに似ているが、常緑性。花はふつう白色。根茎が長く伸びるものがある。
バイカイカリソウ
Epimedium diphyllum
高さ20〜30cm、花は白く直径1cm強で距(きょ)がない。約1か月にわたって次々と新芽を出し、開花期間が長い。
ヒメイカリソウ
Epimedium trifoliatobinatum
四国の一部に見られる稀産種。イカリソウよりやや小型で高さ30〜40cm、直径3cm弱の白い花を咲かせる。

シオミイカリソウ
Epimedium trifoliatobinatum subsp. maritimum
ヒメイカリソウの海岸型で、葉が革質で常緑性。

0
0